フォルテモードの戯れ言

またつまらぬものを書いてしまった

夏の兆し 雨あがり ハイタッチ

”深く被るフードの中”
なんて歌が流行る冬ですが、みなさまいかがお過ごしでしょうか。

今をときめくぼっち・ざ・ろっく。冒頭はそのオープニングの一部です。ぼっちちゃんを面白おかしく愛でよう、なんて意図はほとんどありませんで(少しはある)。これを聴く度に、WUGの現場でのある出来事を思い出すのです。それは、

フードを深く被っている人を見かけたことがあるのです。

どこで? Koboスタ(当時)のそばで。
七人で球場外壁を沿うように、入場口から外野方向に歩いているのを。
「ん? なんのこっちゃ?」

2014年7月上旬のとある平日。時刻は午後三時、やや過ぎて四時をむかえる頃合い。ふつうに生活されてる方は、お仕事だったり授業だったり放課後だったり。天候は嵐が回避されたあとの小雨まじりのくもり。

お読みになってる察しのよい方や、当時から応援している方々はおわかりでしょうが、WUGが存続していた頃には梅雨の明けきれないこの時期に、WUGナイターなるイベントがございました。つまり、ステージイベントからハイタッチ会、そしてWUGちゃんといっしょに楽天イーグルスを応援しよう! てな企画。その第一回でありました。

当時は球場そばのイベント用ドームテントはなく、また入場口入ってすぐの、でっかくそびえるオフィシャルグッズショップはまだ建っておりません。屋外のイベントスペースと外から丸見えの仮設ステージが、その場にあったのです。そして、ハイタッチ会はなぜかそれから歩いて数分かかる、外野バックスタンドライト側付近、球場そばのスペースに運動会で使うようなテントを設置し、これまた屋外で行われていたのです。入場口イベントスペースでは、”世界のビールと肉フェス”てな飲食ブースとテーブル席が同時に設置されておりまして、その場でハイタッチ会なんてやってたら、いろいろ混乱したかもしれません。

当時の私は忙中閑あり(?)、午後三時スタートの仮設ステージイベントをしっかりガン見してから、そこから歩いて大勢が並ぶ行列の後ろに、配布された整理券の通りに行儀よく佇んでいたのでございます。正確な数字は知りませんが、おそらく200人近くはいたんじゃないかでしょうか。

「チケット代、おみやげ込みとは言え参加費一万円以上、試合開始三時間前、それでこの入りなら良い方かな」などと、WUG現場が(つか、アイドル含めて声優イベントが)三回目のくせに斜に構えた私は思っていたのでした。締め切り直前に申し込んだので、整理券番号はかなりうしろで、ほぼ最後列でありました。冷やかし半分の気分は物見遊山、ですな。

後ろの方からボーッとながめていると面白い発見があったりします。列のちょっと前あたり、なにやらにぎやかな方々がいらっしゃいます。数名の中に目を引く女性の方がひとり。あら、まあ、もしかして。ブログやイベントの写真をちょくちょくネットでチェックしていたので、似たような方がいらっしゃったような…

たぶん気のせいだな。そっくりさんだ。なーんだ、ははは。
などとトラブル回避を決め込み思考停止、視線を球場に向けたときでした。

七人の、黒いフードを被った女性が、うつむいて歩いていた

…女性とわかったのは、スカートをみな履いてたから。なぜWUGとわかったのか。それは、黒いフードパーカーがコレだったからですね。

earth music & ecology Japan Label on Tumblr

嵐が過ぎたあと、物憂げに儀式に向かう表情を隠した女性たち
そんな風に見えたんですな、あるアニメの影響から。
もう詳細は忘れてしまったけど、色とりどりのスカートとは対照的に黒が際だってしまって、印象に強く残っているのです。

黒い一行は列から離れて、粛々と奥へ歩いていきます。と、先ほどの女性を中心とした方々が「おーい」と手を振り呼びかけると、黒フードの方々が振り返り、手を振り返す。

なんだよ! 元気じゃん! 一瞬でも心配して損した! などと思いながらこちらもつられて手を振ったりしてました。

あとから思えば、小雨が降ったりやんだりの天候だったので、髪がぬれないようフードを被っていただけなんでしょうけどね。なーんだ。

メインのお話はこんなとこなんですが、ハイタッチ会の様子をもうちょっと続けます。

そうこうしているうちに順番がめぐってきました。途中、整理券を落としたりしてアワアワ(なーにやってんだか)アワアワしてましたが、なんとか最初のWUGちゃんと接近遭遇したときのこと。

~ ステージ見てたときにも思ったけど、やっぱり表情固いな。そりゃそうだわ。高校三年生。ふつうに考えりゃテストやら面談やらで、めちゃデリケートな時期なのに、なんで無理して参加してんだろ。でも断れないんだろうな、こっちも大事なんだろうし。ああ、なんか親類縁者に向けるよな、よそ行き笑顔に胸が痛い。アイドルとしてはダメなんだろうけど、ふつうならそうなるわ。こういう普通の感覚、大事にしてほしいなぁ ~

・ぼっちちゃん がんばってね!(記憶の混濁)

以下、箇条書きで

・あいちゃんはうれしいよね そだねー
・この人、かわいいんだけど 何考えてるのかいまいちわからないなー
(半年後、ピンクのプライベート衣装でアニメイト仙台に降臨)
・おっ 出世頭! この調子でがんばれよー ウンメイニャ
・この人、お人形さんみたいなんだけど 何考え(略
(一年後、高校野球LOVE阪神LOVEを某声優イベにて早口で語る)

…ん?
「来てくれてありがと!」キターン
・な な なんだこれはーっ グッジョブ
「ハイ どうぞ!(WUGユニ入り手提げ袋を渡す)」キタキターン
・ななんだこれ(略

~ ちょっと待て! なんで同じ高三なのにこんなに違うのよ! 千葉だからか!(偏見) 千葉だからなんだな!(元千葉県民です) ~

とまぁ こんなところです。個人的にアクシデントもあったりと、このイベントは印象深いのですが、今宵はここまでにしとうございます。

表題は、フード被ってる場面があるアニメからの引用? です。
みなさん古いアニメ見る時間もないでしょうから、せめて音楽だけでも

 

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あ、間違えた。こっちです。
みなさまが おだやかな年の瀬を過ごされますように

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